「子どもがいつもポカンと口を開けている…」
「小顔なのはイイけれど、ウチの子、顎が小さすぎる気がする…」
お子さまに、いつもポカンと口を開けている、前歯のあいだに舌を出す、などの悪い癖は見られませんでしょうか?
悪い癖に加え、子どもの歯並び、顎の形などでお悩みがある保護者様も多いかと思います。
子どもの頃に以下のような悪い癖があると、歯並びが乱れやすいです。歯並びの乱れのほか、悪い癖が原因で顎の骨格の成長に異常が起きることも。
[歯並びの乱れ、顎の骨格の成長異常をひき起こしやすい悪い癖の例]
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口呼吸
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舌癖
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変な噛み方・変な飲み方(誤った口の使い方)
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指しゃぶり・爪を噛む
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頬杖・うつぶせ寝
今回は、上記のような悪い癖があると、どのような悪影響が出やすいのかをご説明します。
1.口呼吸
口呼吸をしていると本来、鼻呼吸で鍛えられるはずの顎周りの筋肉が鍛えられず、顎の骨格の成長異常や歯並びの乱れが起きやすくなります。
[口呼吸によってひき起こされる可能性がある悪影響]
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顎の骨格の成長異常
顎が適切に広がらず、口ゴボ・顎無し顔・アデノイド顔貌になりやすい
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歯並びの乱れ
顎が小さいためまっすぐ永久歯が生えにくく、ガタガタ歯になりやすい
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むし歯・歯周病が進行しやすくなる
口呼吸によって口腔内が乾燥し、細菌が増殖してむし歯・歯周病が進行しやすくなる
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風邪・インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる
口呼吸によってのどの自浄作用が薄れ、風邪・インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる
2.舌癖
前歯のあいだにチロチロと舌を出す、上下の前歯で舌を噛むなどの癖を「舌癖(ぜつへき)」と呼びます。
舌癖があるとアンバランス・過剰な負荷が歯にかかりやすく、以下のような歯並びの乱れがひき起こされやすいです。
[舌癖によってひき起こされる可能性がある悪影響]
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歯並びの乱れ
歯にかかるアンバランス・過剰な負荷により、出っ歯、受け口、開咬などの歯並びの乱れが起きやすい
3.変な噛み方・変な飲み方(誤った口の使い方)
幼少期には、片側の歯ばかりで噛む、顎をしゃくるように飲む、などの変な噛み方・変な飲み方をしている子どもがしばしば、見受けられます。
変な噛み方・変な飲み方をしていると、口・顎周りに正しく刺激が伝わりにくいです。正しく刺激が伝わらない&刺激不足により、顎の骨格の成長異常や歯並びの乱れが起きやすくなります。
[変な噛み方・変な飲み方によってひき起こされる可能性がある悪影響]
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顎の骨格の成長異常
顎が適切に広がらず、口ゴボ・顎無し顔・アデノイド顔貌になりやすい
上下の顎の骨格がずれるケースも
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歯並びの乱れ
小さすぎる顎やアンバランスな顎の骨格により、まっすぐ永久歯が生えにくく、ガタガタ歯、出っ歯、受け口になりやすい
4.指しゃぶり・爪を噛む
指しゃぶり・爪を噛む癖は、前歯が前方に引っ張られやすいです。
前歯が前方へ引っ張られることにより、以下のような歯並びの乱れが起きやすくなります。
[指しゃぶり・爪を噛む癖によってひき起こされる可能性がある悪影響]
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歯並びの乱れ
前歯が前方へ引っ張られ、出っ歯、受け口になりやすい
5.頬杖・うつぶせ寝
頬杖・うつぶせ寝は、左右どちらか片方の顎にアンバランス・過剰な負荷がかかりやすいです。
片方の顎にかかるアンバランス・過剰な負荷により、以下のような顎の骨格の成長異常や歯並びの乱れが起きやすくなります。
[頬杖・うつぶせ寝によってひき起こされる可能性がある悪影響]
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顎の骨格の成長異常
アンバランス・過剰な負荷により、顎の骨格がゆがむことがある
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歯並びの乱れ
アンバランス・過剰な負荷により歯並びが乱れ、交叉咬合、受け口になることがある
【粟田歯科の小児矯正(咬合誘導)のご紹介】
小児矯正の中でも特におすすめしたいのが、5~8歳頃に行う咬合誘導です。当院では以下の咬合誘導を行っています。
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マイオブレース
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インビザライン・ファースト
小さな子どものうちになるべく早く咬合誘導を始めることで、歯並びを乱れさせる原因(悪い癖)の根本的改善への早期のアプローチが可能です。咬合誘導を通じ、お子さまに正しい口の使い方が身につく効果も期待できます(※)。
(※)マイオブレースで期待できる効果です。
咬合誘導で顎の健全な成長をうながし、口腔内のスペースを確保することで、生え変わりの際に永久歯がまっすぐ生えて綺麗な歯並びを得やすくなります。顎の適切な発達により、バランスの良いお顔立ちにもつながります。
「子どもがいつもポカンと口を開けている」
「小学校の歯科健診で歯並びの乱れを指摘された」
など、お子さまの悪い癖や歯並びの乱れでお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。