子どもの矯正「マイオブレース」&「インビザライン・ファースト」のご紹介|淡路島(淡路市・洲本市)の歯医者|粟田歯科医院

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子どもの矯正「マイオブレース」&「インビザライン・ファースト」のご紹介



以前、ブログにて小児矯正の特徴、および、小児矯正の第1期・第2期で行う治療内容をご紹介させていただきました。


当院では、子どもを対象にした小児矯正において、以下の2種類の矯正方法を軸に治療を進めています。


≪6~9歳ごろ≫


・顎の正しい成長をうながす

(マイオブレース:咬合誘導)


≪6~12歳ごろ≫


・歯並びの乱れ方に応じ、歯列を広げながら歯並びを整える

(インビザライン・ファースト:咬合誘導+動的治療)


今回は、当院で行っている小児矯正「マイオブレース」&「インビザライン・ファースト」のご紹介です。


■マイオブレース


◎未成熟でやわらかいお子さまの顎の成長をうながします

マイオブレースとは、子どもの顎の成長を利用する小児矯正です。


顎の成長を利用して行う小児矯正のことを「咬合誘導(こうごうゆうどう)」と呼びます。マイオブレース矯正は咬合誘導の一種です。


マイオブレースでは、6~9歳ごろまでの、未成熟でやわらかい顎の時期のお子さまを対象に、以下を目標にして矯正を進めていきます。


目標その①未成熟でやわらかい、お子さまの顎の正しい成長をうながし、顎の骨格を適切に広げる

(顎の骨格を適切に広げることで、生え変わりの際に永久歯をまっすぐ生えやすくして、将来の綺麗な歯並びを目指す)


目標その②正しく飲む・正しく食べるを身につける

(正しいお口の使い方を身につけることで、顎の成長をうながし、噛み合わせの正常化を目指す)


目標その③鼻呼吸する

(鼻呼吸により、顎・のど周りの筋肉を鍛えることで、顎の成長をうながす)


目標その④舌の位置を正常化する

(舌の位置の正常化により、顎の正しい成長をうながす)


◎お口の筋肉トレーニングとマウスピースの装着により、上記の目標達成を目指します

マイオブレース矯正では、装置で力をかけて歯を動かす通常の矯正治療(=動的治療)は行いません。マイオブレース矯正では、以下の2つを行い、上記の①~④の目標達成を目指します。


1.お口の筋肉トレーニング(アクティビティ)


1日2回、1回数分程度のお口の筋肉トレーニング(アクティビティ)を行い、お子さまに正しいお口の使い方が身につくよう、アプローチします。アクティビティはマウスピース(トレーナー)を使って行うトレーニングを中心に、アイテムを用いる・用いないものなど、さまざまなバリエーションで構成されている点がマイオブレースの特徴です。


アクティビティには、正しいお口の使い方を身につけることを目指すと共に、お子さまの顎の骨の正しい成長をうながす目的もあります。


2.マウスピースの装着


お子さまに、日中1~2時間+就寝中、マウスピース(トレーナー)をつけていただきます。マウスピースの装着により、正しい舌位置の獲得を目指すと共に、顎の骨の正しい成長をうながす目的もあります。


◎マイオブレース矯正のメリット

6~9歳ごろまでの、お子さまの顎が未成熟でやわらかい時期にマイオブレース矯正を行うことには、以下のようなメリットがあります。


メリット①簡単な方法で続けやすい


マイオブレース矯正では、通常の矯正治療のように1日中、ワイヤー装置やマウスピースを装着しません1日2回、1回数分程度のアクティビティに加え、日中1~2時間+就寝中のみのマウスピースの装着のため、続けやすいです。


メリット②悪い癖の改善にアプローチできる


口呼吸・舌癖(※)・頬杖・変な飲み方・変な食べ方など、子どもの頃の悪い癖は歯並びを乱れさせ、顎の成長をさまたげる大きな原因と考えられています。


(※)舌癖(ぜつへき)・・・舌で前歯の裏側を押す、上下の前歯の

あいだにチロチロと舌を出すなどの悪い癖。


マイオブレース矯正ではアクティビティとマウスピースの装着を通じて、お子さまの歯並びを乱れさせる上記のような悪い癖の根本的な改善にアプローチします。


メリット③後戻りが少ない


マイオブレース矯正では、お子さまの顎の骨の成長をうながし、顎の骨格を適切に広げることを目指します。


顎の骨格を適切に広げることで生え変わりの際に永久歯をまっすぐ生えやすくし、将来の綺麗な歯並びにつなげていきます。


また、顎の骨格が適切に広がるとお口の中にスペース(余裕)が生まれるため、お口からの押し戻す力の影響が少なくなり、通常の矯正治療で生じやすい「後戻り」が起きにくくなります。


■インビザライン・ファースト


◎マウスピースを装着して歯列を広げながら、歯並びを整えていきます

インビザライン・ファーストとは、子ども向けの、マウスピースを用いる小児矯正です。


インビザライン・ファーストでは、6~12歳ごろまでのお子さまを対象に、以下を目標にして矯正を進めていきます。


目標その①1日20時間以上のマウスピースの装着により、適切に歯列を広げる(咬合誘導)


目標その②1日20時間以上のマウスピースの装着により、歯並びを整える(動的治療=通常の矯正治療)


◎歯並びの乱れ方により、インビザライン・ファーストが適しているかどうかを適切に診断します

お子さまの歯並びの乱れが大きい場合など、お口の状態によっては、マイオブレースのみでは歯並びを整えられないケースがあります。


マイオブレースのみではお子さまの歯並びを整えられない可能性があるときは、歯科医師が入念に診察・検査を行い、インビザライン・ファーストによる矯正治療が必要かどうかを適切に診断します。


◎インビザライン・ファーストのメリット

インビザライン・ファーストは、6~12歳ごろまでのお子さまが対象です。6~12歳ごろまでの混合歯列期(乳歯から永久歯へ生え変わる時期)にインビザライン・ファーストによる小児矯正を行うことには、以下のようなメリットがあります。


メリット①透明なマウスピースで目立ちにくい


インビザライン・ファーストで用いるマウスピースは、透明で薄いポリウレタン製のため、目立ちにくいです。ちょっと見ただけでは、マウスピースをつけているのを気づかれることはほとんどありません。


メリット②痛みや違和感が少ない


マウスピースは透明で薄く、やわらかいポリウレタンでできています。


薄くてやわらかいポリウレタン製のため、金属製のワイヤー装置のような装着中の痛みや違和感が少ないです。


メリット③さまざまなの歯並びの乱れに対応可能


デコボコした歯並び(ガタガタ歯=叢生(そうせい))、出っ歯、受け口、すきっ歯など、さまざまな歯並びの乱れの治療に対応可能です。


【小さな子どものうちから小児矯正を始めることをおすすめします】


歯並びの乱れの多くは、子どもの時期に行う口呼吸・舌癖・頬杖・変な飲み方・変な食べ方などの日頃の悪い癖によってひき起こされると考えられています。


上記のような悪い癖があると、お子さまの歯並びが乱れるおそれがあります。また、悪い癖が影響してしっかり顎が育たず、口ゴボ・顎無し顔・アデノイド顔貌などの顎の成長不全(お口の機能面やお顔立ちの問題)をひき起こす可能性が高くなります。


≪咬合誘導のご紹介≫


– お子さまが将来、お口や顎で困らないために –


小児矯正の中でも特におすすめしたいのが5~9歳頃に行う咬合誘導です。当院では以下の咬合誘導を行っています。

 

・マイオブレース

・インビザライン・ファースト


小さな子どものうちになるべく早く咬合誘導を始めることで、歯並びを乱れさせる原因(悪い癖)の根本的改善への早期のアプローチができると共に、お子さまに正しいお口の使い方が身につく効果を期待できます(※)。


(※)マイオブレースで期待できる効果です。


咬合誘導により、顎の健全な成長をうながすことで将来の綺麗な歯並び、および、顎が適切に発達したバランスの良いお顔立ちにもつなげやすくなります。


また、小児矯正で歯並びが整うことですみずみまで歯を磨きやすくなり、むし歯・歯周病の予防効果を高められます。


「子どもがいつもポカンと口を開けている」

「小学校の歯科健診で歯並びの乱れを指摘された」

「小児矯正の内容や費用について詳しく知りたい」


など、お子さまの悪い癖や歯並びの乱れでお悩みの方、小児矯正に関するご質問がある方は当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。


カウンセリングではインビザライン・プラチナエリート・プロバイダーの認定医資格(年間80症例以上)を持つ歯科医師がお子さまの歯や顎の状態を確認し、症状に合った治療方法をご提案させていただきます。


粟田歯科医院
歯科医師
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