外科的な手術を行う歯科治療、インプラント。外科的な手術に伴い、用いる言葉の中には、ふだんの生活ではあまり接しない用語も。
インプラント治療をご検討中、聞きなれない用語が出てきて「?」となってしまったご経験がある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、インプラント治療で用いられる主な用語を解説します。できるだけわかりやすくご説明していますので、インプラント治療をご検討中の方、また、インプラント治療への理解を深めたい方は、ぜひ、ご参照ください。
目次
■インプラントの用語集
・インプラント
顎の骨にインプラント体(フィクスチャー)を埋め入れ、人工歯根を作る補綴治療(※)。
(※)補綴(ほてつ)・・・人工物で歯を補うこと。
・インプラント体
顎の骨に埋め入れるパーツ。チタン金属製でネジのような形をしている物が多い。埋め入れたインプラント体が生体的現象によって顎の骨と結合し、人工歯根が作られる。
・アバットメント
インプラント体と上部構造(人工歯)を連結するパーツ。連結機能のほか、人工歯の土台としての役割もある。
・上部構造
歯ぐきから上の歯の部分を補う人工歯。現在は、セラミック製(ジルコニアセラミック)の人工歯が一般的に用いられている。
・埋入手術(まいにゅうしゅじゅつ)
顎の骨にインプラント体を埋め入れる手術。1次手術(1回目の手術)。
・ガイド
顎の骨の適切な位置・角度・深さにインプラント体を埋め入れるためのガイド器具。半透明でマウスピースのような形をしている物が多い。サージカルガイド、サージカルテンプレートとも呼ばれる。
・診断料
精密検査の結果を基に行われる、歯科医師によるインプラント治療の診断(インプラントの適応可否の判断や治療計画の立案)にかかる料金。
・骨造成(こつぞうせい)
インプラント体を安定して埋め入れるのに必要な顎の骨の高さや幅、骨量が不足している場合に行う、顎の骨を増やす補助的な手術。
・GBR
再生誘導剤を用い、歯ぐきや顎の骨の再生をうながす骨造成。前歯~奥歯、上顎・下顎、どの箇所にも適応しやすい。
・ソケットリフト
上顎の奥歯の骨量が少し足りない場合に行う骨造成。歯の噛み合わせ面から上顎洞の底に骨補填材を入れ、上顎の奥歯の骨量を増やしていく。
・サイナスリフト
上顎の奥歯の骨量が大きく足りない場合に行う骨造成。歯ぐきの側面から上顎洞の底に骨補填材を入れ、上顎の奥歯の骨量を増やしていく。
・歯肉移植
歯ぐきがやわらかく、インプラントを支えるために必要な歯ぐきの硬さがないケースで行う歯ぐきの移植手術。
・インプラント専門医資格
インプラントの学術団体・学会が認定する、インプラント治療の専門医資格。各団体・学会によって専門医資格の取得条件は異なる。多くの場合、インプラントの専門医資格を得るためには、最低でも数年以上のインプラント治療の経験を積まなければならない。
【インプラント治療に関するご質問・ご不安がある方はお気軽にご相談ください】
粟田歯科医院では、すべてのインプラント治療は院長がオペを行います。
ISOI(DGZI)の指導医・専門医の資格を持つ院長により、安全性と正確性を高めたインプラント治療をご提供いたします。顎の骨を増やす骨造成、および、治療期間を短縮できる抜歯即時インプラントにも対応可能です。
「顎の骨が薄く、インプラントをあきらめている」
「歯周病で口の中がガタガタな状態でも、インプラントはできるのか知りたい」
など、インプラントやお口のことでお困りの方は当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。カウンセリングのご予約はお電話・WEBにて承っております。