ネットを検索すると、インプラントに関して以下のようなネガティブなキーワードがでてくることがあります。
「インプラント ダメ」
「インプラント やめとけ」
「インプラント治療 失敗」
「インプラント 抜け落ちた」
見るだけで怖くなってしまうようなキーワードですが、上記は果たして、本当なのでしょうか?インプラントは危険でダメな治療法なのでしょうか?
今回は、インプラントのネガティブな側面にふれながら、「安全にインプラント治療を行い、しっかりした人工歯を手に入れるために必要なこと」についてご紹介いたします。
目次
■「インプラントがダメ」と言われる理由
◎機器・設備を十分に備えず、知識・技術不足の歯科医師によるインプラント治療の失敗が報じられています
「インプラントがダメ」と言われる主な理由は、以下の原因により、実際にインプラント治療の失敗が起きているためと考えられます。
理由①機器・設備を十分に備えていない
歯科用CT、高性能洗浄器、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ(クラスB))など、必要な機器・設備を十分に備えていないとインプラント治療の失敗が起きやすくなります。
理由②歯科医師の知識・技術が不足している
インプラントは難しい歯科治療です。歯ぐきの切開や顎の骨へのフィクスチャー(インプラント体)の埋め入れなど、インプラント治療では外科的な手術を行います。
外科的な手術を行うため、歯科医師はインプラントに関する一定水準をクリアした知識・技術を兼ね備えていなければなりません。
しかし、近年のインプラント治療の流行に伴い、十分な知識・技術を持たない歯科医師によるインプラント手術の失敗が起きていることが医療ニュースにて報じられています。
理由③低品質なインプラントパーツを使っている
治療に必要な機器・設備、歯科医師の知識・技術に加え、インプラント治療を成功させるには高品質なインプラントパーツ(フィクスチャー、アバットメント)を用いることが重要です。
世界には数百社以上のインプラントメーカーがあります。その中には粗悪なコピー品や劣化した材質を使っている低品質なインプラントパーツも存在します。
フィクスチャー・アバットメントの破損、フィクスチャーが顎の骨に結合しないなど、低品質なインプラントパーツはインプラント治療の失敗をひき起こすことがあります。
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上記のような原因により、実際にインプラント治療の失敗が起きていることが医療ニュースにて報じられています。事実としてインプラント治療が失敗している訳ですから、ネット上に「インプラント ダメ」「インプラント やめとけ」といったネガティブなキーワードがでてくるのでしょう(本来、インプラント治療の失敗は起きてはならないことなのですが…)。
次の項では、より安全性・正確性を高めてインプラント治療を行い、しっかりした人工歯を手に入れるために必要な4つのポイントをご紹介いたします。
■より安全性・正確性を高めてインプラント治療を行い、しっかりした人工歯を手に入れるために必要な4つのポイント
より安全性・正確性を高めてインプラント治療を行い、手術を成功に導くためには以下の4つのポイントが欠かせません。
以下のポイントを押さえ、それぞれの患者さまに合った適切なインプラント治療を受けることで、安定性が高いしっかりした人工歯を手に入れられる確率が高まります。
ポイント①機器・設備を十分に整えているクリニックを選ぶ
インプラントは難しい歯科治療です。患者さまごとに異なる歯や歯ぐき、顎の骨の状態を見極めるには以下の検査機器が必須になります。
・歯科用CT
・口腔内スキャナー
また、顎の骨の適切な位置へフィクスチャーを埋め入れるためには、CTで得られたデータを基に埋め入れ位置を算出できるシミュレーションシステム、および、手術時に埋め入れ位置をガイドしてくれるサージカルガイドが欠かせません。
・埋入シミュレーションシステム
・サージカルガイド
上記に加え、細菌感染対策のための機器・設備ももちろん必要です。以下の衛生機器を備え、徹底した細菌感染対策を行った上でインプラント手術を実施することで細菌感染のリスクを低減できます。
・高性能洗浄器
・高性能消毒液
・高圧蒸気滅菌器(クラスB:最高クラス)
・ディスポーザブルアイテム(使い捨て器具)
インプラント治療を受けるクリニックを選ぶときは、上記のような機器・設備を備えているかをHPを見てチェックしましょう。
ポイント②インプラントに関する一定水準以上の知識・技術があり、経験が豊富な歯科医師が治療を行うクリニックを選ぶ
インプラント治療を成功に導くためには、術者である歯科医師にインプラントに関する一定水準以上の知識・技術があることが前提条件になります。
知識・技術に加え、インプラント治療の経験が豊富な歯科医師であれば、経験に基づいてさまざまな症例に対応できる可能性が高いです。また、経験が豊富な歯科医師は万が一のトラブルにも迅速に対処できる確率が高くなります。
インプラント治療を受けるクリニックを選ぶときは、HPを見て歯科医師が所属する学会、および、歯科医師のインプラント治療の実績(症例数、インプラント治療を始めてから何年経つか)をチェックしましょう。
ポイント③高品質なインプラントパーツを用いているクリニックを選ぶ
インプラント治療を成功に導くためには、機器・設備、および、歯科医師の知識・技術に加え、高品質なインプラントパーツが欠かせません。
ストローマン、ノーベルバイオケア、アストラテック、カムログなど、世界トップシェアの「プレミアムインプラント」、または、日本国内のメーカーの物(or日本人向けのインプラントパーツ)を用いているクリニックであれば、インプラントパーツに関して大きな心配はないでしょう。
インプラント治療を受けるクリニックを選ぶときは、HPを見てどのメーカーのインプラントパーツを使っているかをチェックしましょう。なお、クリニックによってはHPにインプラントパーツのメーカーを記載していない場合もあります。HPにメーカーの記載がない場合は、無料相談やメール相談などを利用して使用しているインプラントメーカーを尋ねておくとよいでしょう。
ポイント④治療後のインプラントメンテナンスをしっかり行っているクリニックを選ぶ
クリニックの中には、インプラント治療が終わった後、インプラントのメンテナンスにあまり力を入れていないところもあります。
手術で入れたインプラント、および、お口の健康を保つためには、歯科医院で行う治療後の定期的なインプラントメンテナンスが欠かせません。
定期的にインプラントメンテナンスを行うことでインプラントの異常をいち早く察知でき、迅速な対処・処置につながります。定期検診+歯のクリーニングにより、むし歯・歯周病やインプラント周囲炎の進行を抑える効果も期待できます。
インプラント治療を受けるクリニックを選ぶときは、そのクリニックではどのようなインプラントメンテナンスを行っているかをチェックしましょう。
【歯科用CT、衛生機器を完備し、インプラント治療の安全性と正確性を高めています】
兵庫県淡路市の粟田歯科医院では以下の検査機器・衛生機器を完備し、インプラント治療の安全性と正確性を高めています。
≪検査機器≫
・歯科用CT
・口腔内スキャナー
≪衛生機器・設備≫
・高性能洗浄器
・高性能消毒薬
・高圧蒸気滅菌器(クラスB)
・滅菌パック
・口腔外バキューム
・ディスポーザブルアイテム
・インプラント治療専用の手術室を完備
≪シミュレーションシステム・ガイド器具≫
・専用シミュレーションシステム
(フィクスチャーの適切な埋め入れ位置、および、上部構造(人工歯)の適切な形を算出)
・サージカルガイド
≪治療器具・治療機器≫
・レーザー治療器(ウォーターレーズMD)
・バリオサージピエゾサージェリー(外科用超音波骨削器)
≪モニター機器≫
・生体モニター
– インプラント治療に関するご質問・ご不安がある方はお気軽にご相談ください –
当院では、すべてのインプラント治療を院長が行います。
ISOI(DGZI)の指導医・専門医の資格を持つ院長により、顎の骨を増やす骨造成、および、治療期間を短縮できる抜歯即時インプラントにも対応可能です。
「顎の骨が薄く、インプラントを諦めかけている」
「歯周病で口の中がガタガタな状態でも、インプラントはできるのか知りたい」
など、インプラントやお口のことでお困りの方は当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。カウンセリングのご予約はお電話・WEBにて承っております。